ロボットは職業を奪うのではない/「先生の学校#6新しい時代のキャリアデザイン」開催レポート

 

先生の学校#6」を開催しました。

今回のテーマは「新しい時代のキャリアデザイン」。

キャリアシナリオコンサルタントとしても活動中の黒田悠介さんをゲストにお招きしました。

ちなみに、新しい時代とは、下記図のようなことが起こる時代を指します。

 

 

コンピューターの技術革新がすさまじい勢いで進むなかで、これまで人間にしかできないと思われていた仕事がロボットなどの機械に奪われようとしています。

2014年に発表されたオックスフォード大学でAIなどの研究を行うオズボーン准教授の論文によると、下記図に記載されているような仕事がなくなると言われています。

 

 

人間が行う仕事の約半分が機械に代替される時代に、先生たちはどのように子どもたちのキャリア相談、職業相談にのれば良いのか。

そんなことを考える機会にしたいと思っていました。

 

ロボットは仕事を奪うのではなく、人間らしい仕事に集中できるよう助けてくれる

まず黒田さんのお話の中で印象に残ったのは、「ロボットは仕事を奪うのではなく、人間らしい仕事に集中できるよう助けてくれる」というお話でした。

「仕事を奪う」という表現をするとどうしてもネガティブに捉えてしまいますが、「人間を辛い仕事から解放し、人間にしかできないクリエイティブな仕事に集中できるようにしてくれる」。

そんな風に捉えると、一気にポジティブな見え方に変わります。一面だけ見るのではなく、新しい時代に起こる事象を多面的に見ることが大切であると実感しました。

 

 

また、ロボットやコンピューターの登場により、記憶力・処理力・管理力といったスキルは不要となり、対話力・発想力・共創力が必要なスキルになってきている、というお話もありました。

そんなこれからの時代に必要となる「対話力・発想力・共創力」といったスキルを高めるために、学校はどうあるべきか、どんな授業ができるか、先生の役割はどう代わるか…?

そんなディスカッションを通して、【学校】という場所も、時代に伴い変化していくことで面白い場所であり続けるな、という感触を得ました。

 

 

新しい時代のキャリアデザイン

多くの興味深い話をしてくださった黒田さんのお話の中で、天職を見つけるアプローチのお話がとても興味深かったのでご紹介します。

 

出典:天職を見つけるアプローチ

図にあるように、

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

  • WILL(やりたいこと)
  • CAN(できること)
  • NEED(求められること)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この3つの円が重なったところが「天職(Calling)」になるのでは?、というお話です。

この考え方を持っていると、子どもたちへの進路相談や職業相談、さらには先生自身のキャリアシナリオを考える上でも役立ちます。

私も実際にこのフレームを活用して、天職を導き出してみたいと思いました。

詳しく知りたい方は、黒田さんが運営されている【文系フリーランスって食べていけるの?】というメディアの「天職を見つけるアプローチ」の記事を是非ご一読ください。

 

「先生」というキャリアの凄み

最後にご紹介したいのが、黒田さんが提示してくださった「先生というキャリア」という下記のスライドです。

こんなことが書かれています▼

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 1.ものすごい数のプレゼンテーションをする機会が得られる

 2.ものすごい数のファシリテーションをする機会がえられる

 3.人と人とのトラブルを仲裁する機会が得られる

 4.けっこうな数の事務処理を体験できる

 5.学問の魅力を感じる機会が得られる

 6.何かをデザインするという体験がたくさん得られる

 7.いきなりほぼ一人で集団をマネージメントする機会が得られる

 8.何が正義であり、何が悪であるか。正義をどう作り、維持するか。悪に対してどう対処するか。という人間としての根幹とも言っていい部分にダイレクトに関わることができる

 9.人の成長を支援できる

 10.人に直接感謝してもらえる機会がたくさん得られる

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「先生」という仕事を通して得られるもの、得られる機会や体験などをピックアップしてくださっているのですが、先生というキャリアで得られるものって会社員ではなかなか手に入らないものばかり。だからこそ、先生って凄い。

ただ、そうした「先生」というキャリアを通して得られた【CAN(できること)】を生かして、何か新しいことをしたいと思っても【NEED(世の中で求められていること)】に結び付けて考えることが、先生には難しいのでは?と考えています。

そのためにも『先生の学校』が、先生たちへ【NEED(世の中で求められていること)】を知らせる場になりたいと思います。

 

先生たちにも必ず「キャリアの転換点」は訪れる

定年まで先生を続ける方にも必ず「キャリアの転換点」は訪れます。

それは…定年後や副業解禁のタイミングです。

100年生きる時代は先生たちにとっても他人ごとではありません。

定年後の40年ほどを年金や貯金で暮らしていくのは、かなり厳しいと思います。定年後も働かなければならない、ということです。

そうなったときに、先生たちには多くの【CAN(できること)】はあるけど、それをどう【NEED(世の中で求められていること)】と重ねあわせ、お金に変えていくのかということは今から考える必要があると思います。

また、遅かれ早かれ教育業界でも副業は解禁されます。

そのとき、どうすれば良いのか。今から考える必要があります。

 

 

そんな先生自身の今後のキャリアを考えるきっかけになったイベントになりました。

これからも『先生の学校』は、先生たちへ世の中で起きている新しい視点を、どんどん届けていきたいと思います。

 

 

この投稿へのコメント

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