優しさに秀でた優秀な人

LINEで送る
Pocket

 

保育士養成校で働いていた教員時代に、入学希望者の保護者に対して、説明会を運営するのが私の仕事でした。

私の人生のメンターでもある当時の上司がパワーポイントとトークスクリプトを用意してくれて、保護者の方に私たちの教育への「想い」をどうやったら届けることができるか、そんなことばかりを考えていた時期があります。

 

優秀な人ってどんな人?

 

その保護者向け資料の中に、「優秀な人ってどんな人だと思いますか?」と問いかける一文があります。

実際に保護者の方に問いかけてみると、「う~~~ん」と悩まれた結果、頭の回転がはやい人とか、賢い人とか、そんな回答がほとんどです。

 

その当時、この問いに対して、このような回答を用意していました。
そして今も、私の回答は変わりません。

 

優秀な人とは、優しさに秀でた人である

 

いくら頭の回転がはやくても、賢くても、その能力を他人のためではなく、自分のためにしか使えない人は決して優秀な人だとは思いません。

自分の持っている力を誰かのために使える人こそ、「優秀な人」だと思います。

さらに、「優しいフリをして、自分の都合を押し付けてくる方」も時折いらっしゃいます。

ここでいう「優しさ」というのは「見返りを求めない愛情」というイメージでしょうか。

そんなマインドの保育者を育てたくて、保護者の方に熱弁していたのが懐かしいです。

 

 

セカンドバッグにアロハシャツを着た、優秀な男

 

そんな教員時代には、一生の付き合いになるであろう大切な同期たちとの出会いがありました。

そこに一人、セカンドバッグにアロハシャツという、先生というイメージとはかけ離れた格好をしたギラギラした男がいました。

彼はそんな見た目からは想像できないほどの仲間想いで、熱くて、面白くて、いつも同期を先導してくれていました。

私も直接一緒に働いたことはなかったのに、私が先生を辞めたあとも、彼が私のことを気にかけてくれているということを他の人伝いに聞いたり、温かいメッセージを送ってきてくれたこともありました。

まさに優しさに秀でた人。

 

 

そんな彼が天国に旅立ってしまったという話が舞い込んできたのが今週のこと。急でした。

飛んで彼に会いに行って、顔を見ても、全然実感が湧かず、ただただ「ありがとう」という言葉だけが口から溢れてきました。

 

私や同期は社会に飛び出して12年目を生きています。あの頃よりひとまわり歳をとりました。

それなりに成長し、それなりに失って、それなりに歳を重ねてきたけれど、まさかこのタイミングでこんなに大きなものを失うとは思っていなかった。

 

でも彼は、大切なことも気付かせてくれました。

今ある当たり前の日常は、けして当たり前ではないということ、今を大切に生きるということ。

 

消費される時間と自分、消費する時間と自分・・・もっともっと自分の人生に集中したいと思います。

そして、彼のように優しさに秀でた人になれるよう精進します。

心からのありがとうを込めて。

 

LINEで送る
Pocket

この投稿へのコメント

  1. 新田春輝 said on 2017年8月6日 at 9:53 PM

    ありがとうございます。
    天国で、本人は照れてるかもしれませんね。
    息子とお付き合いくださいましたすべての方に、心から感謝申し上げます。
    どうぞ、皆様も自身の身体を過信すること無く、健康第一で頑張っていただきますようお願いします。 新田 春輝

    • mihalab said on 2017年8月7日 at 9:31 AM

      お父様、コメントいただき、誠にありがとうございます。
      天国の新田くんに届くようにブログに書きました。
      新田くんと出会わせてくださったご家族の皆さまにも感謝いたします。
      お父様もお身体ご自愛ください。新田くんの分まで今日も一日頑張りたいと思います!
      本当にありがとうございます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この投稿へのトラックバック

トラックバックはありません。

トラックバック URL