ただ一心に愛情を伝えること

 

いよいよ妊娠10ヶ月目に突入したこともあり、最近はもっぱら「子育て」に関する本を読み漁っています。
「どう育てていけば良いのか」という教育方針的な軸がない状態なので、少しでも参考になればと読み漁っていたのですが、どれを読んでも胸にズバーン!とくるものがなくて、「まあそうだよね〜」というものばかり。

実際に「Learning by doing(やりながら学ぶ)」の精神で、自分らしさを見つけていこ〜と思っていた矢先、日経ビジネスのこの記事に出会ったのです。

 

リビング集合型学習で娘をスタンフォードに
在シリコンバレー経営者が明かす最強の家庭教育(前編) 

出典:日経ビジネス

 

この記事は、アメリカのシリコンバレーで、日米のベンチャー企業の発掘・育成を手がけるWiLの創業経営者である伊佐山元氏が「子育て」について語っている記事です。

普段だったらスルーするようなタイトルだったのですが、ライターの方が一度名刺交換させていただいたことのある素敵な記事を書く方だったので、読んでみることにしました。

 

ただ一心に愛情を伝えること

 

私が共感したのが以下の文章です。

 

ーー並々ならぬ結果を出している伊佐山家の子育て方針を教えてください。

伊佐山:一番大切にしているのは、「ただ一心に愛情を伝えること」です。人が成長する上で最も重要な条件が、親子の愛情に基づく信頼関係だと思っているからです。

難しいことに挑戦しようとする時、誰かとぶつかってしまった時、恥ずかしくなるような失敗をしてしまった時。どんな時でも戻れる場所があれば、リスクを取ることは怖くなくなります。安心して戻れる場所として家族の存在があると確信できれば、人間はどこでもたくましく生きていける。

だからわが家は、もう異常なくらいに子どもたちに愛情を注いでいます。アプローチはいろいろあると思いますが、僕の場合はスキンシップを大事にしています。

 

さらに、このように続きます。

 

ーー精神的な安心・安全を重視する方針は、グーグルなどの企業経営でも注目されていますね。

伊佐山:いわゆる「セキュア(安全)な環境」という価値に当たりますが、精神的に「大丈夫だ、自分は守られているんだ」と脳にすり込まれていない限り、自分の気持ちに余裕を持って周りの人に優しく接することはできないし、社会を良くする行動にはつながっていかないはずです。

わが家の子どもたちに共通しているのは、自分の宿題をあと回しにしてでも、友達の宿題を手伝ってあげたりする気持ちがあること。友達を手伝った分、自分の成績を上げるための時間は削られるけれど、「自分の成績だけを上げるより、友達を助けることに価値がある」という行動が自然にできる。「利他の精神」を大事にしてほしいですね。

(中略)

ーー一見、非合理に見える利他的な行動が、結果として自分に返ってくることも多いのではないでしょうか。

伊佐山:そのように経営学者は評価してくれるかもしれませんね。「giver の方がtaker に勝る」と。ただそれは結果であって、逆算して人に恩を売る子にはなってほしくないですね。「自分に余裕がある時には人を助けよう」と自然に思えるようになってほしい。そのために何をすべきかというテーマには、夫婦でこだわってきました。

その答えが、「親が徹底的に愛情を注いで安心を与える」ということでした。

実際、ほかの人の幸せと笑顔を優先する人生は必ず得するはずです。自分だけが成功しても、周りの社会が幸せでなければ、評価も名誉も成り立ちません。誰もが社会の一員で、社会全体が豊かにならなければ、成功の恵みは享受できません。

だから、まずはほかの人を笑顔にして、社会を幸せにする。そうしたら自分もハッピーになれる。この順番を大切に考えています。

 

この一連の文章に私はいたく感動し、「親が徹底的に愛情を注いで安心を与える」まずはこれをただひたすらに取り組んでみようと思っています。

今、私が自分の気持ちに正直にいろいろ挑戦できるのは、まさに「安心して戻れる場所」があるからに他なりません。
その場所が決して家庭でなくても良いと思います。何か心の拠り所となるような「安心して戻れる場所」をつくることで、多くの人が自分らしく挑戦できるミライをつくることができるのでは?と考えています。

 

 

幸せは〇〇のようなものである

 

伊佐山さんは子どもたちに徹底的に愛情を注ぎ安心を与えることで、子どもたちの心に余裕をつくり「利他の精神」を教えていらっしゃいます。

私も、社会人3年目のときに出会った尊敬する上司に、「利他の精神」についてみっちり指導を受けました。

社会人1・2年目の頃の私は、職場に馴染めず、何かあるたびに「一緒に働く先輩たちのせい」=「人のせい」にしていました。

 

そんな状態で社会人3年目を迎えた私に、上司がこんな問いをなげかけてきたのです。

 

「三原さ、幸せをモノに例えるとなんだと思う?」

「幸せは〇〇のようなものである」この〇〇に入る言葉はなんだと思う?

 

そう聞いてきました。

私は、「うーん、シャボン玉のようなものですかね。幸せは長く続くわけではないし。」と答えました。

 

すると上司は、

「違うな〜。幸せは『香水』のようなものだよ。」といいました。

 

 

???!

全く理解できずにいる私に、上司はこう続けました。

 

 

香水って、人に振りかけると自分にも必ずかかるよね。それと同じで、他人を幸せにしようとすると、必ず自分も幸せになれるんだよ。仮に自分の幸せだけに集中して幸せを手に入れたとしても、まわりが幸せじゃなければ、本当の意味での幸せは感じられないと思うよ。例えば、ニュースで災害情報を見たり、誰かが苦しんでいる様子を見たら、どう?いくら自分が幸せな状態にあっても、心から自分の幸せを喜べないよね。自分を取り巻く周囲の人たちが幸せな状態にあって初めて、幸せというのは心から感じられるものなんだよ。」

 

そう上司に言われて、私はいかに自分のことしか考えていない利己的な人間であるかを突き付けられました。
その日をきっかけに、私は自分自身の思考や行動を少しずつ改善することができるようになりました。

 

でもそんな「利他の精神」も、心に余裕がなければ発揮するのは、なかなかに難しいものです。
だからこそ、「私は大丈夫だ」という心の余裕を育んでくれる「愛情」の重要性を今強く感じています。

 

この記事に出会い、子育てにおいてやることが明確になった私ですが、子育てに限らず、誰に対しても「愛を持って接する」「愛情をかける」、このスタンスを大切にしていきたい、そう思った9月の始まりです。

 

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